プロテインなどのサプリメントのOEM受託サービス「サプリスタンダード」です。
この記事では、化粧品のOEMを依頼するメーカーの選び方と、おすすめのメーカー20社をお伝えします。
サプリスタンダードはサプリメントのOEM事業をおこなっています。しかし、「OEM」という業態でクライアント様がもつ課題は、どの商材であっても基本的には同じです。そこで、今回は「化粧品OEM」について、役立つ情報をご提供します。
- 化粧品のOEMを依頼したいが、どのメーカーを選べばよいかわからない
- 自社の商品にあったメーカーを選びたい
- 化粧品のOEMをするのは初めてなので不安
- オリジナルブランドの化粧品を販売したい
そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
なお、化粧品だけでなくサプリメントのOEMにも興味がある方は、ぜひ私たちサプリスタンダードにお問い合わせください。無料でサプリメントのOEMに関するご相談・お見積りを承っております。
もくじ
化粧品のOEMとは?
まず、化粧品のOEMとは何かご説明します。
OEMとは、「Original Equipment Manufacturing」の略で、「メーカーが他ブランドの製品を製造すること」を意味します。
この方法でよく作られている製品には、化粧品のほかにサプリメントなどがあげられます。また、自動車や携帯電話といった製品も、OEMで作られていることが多いです。これらの製品は、販売している会社と製造している会社が異なることが多いです。
つまり、「化粧品のOEM」とは、「自ブランドの化粧品を専門のメーカーに作ってもらうこと」です。
オリジナルブランドの化粧品をOEMで作るべき理由
オリジナルブランドの化粧品を販売したい方は、OEMで化粧品を作ることをおすすめします。
化粧品をOEMで作ることのメリットは、次の通りです。
- コストを抑えられる
- 在庫をかかえるリスクを下げられる
- 専門知識がなくても化粧品を作ることができる
それぞれ解説いたします。
1. コストを抑えられる
化粧品のOEMを依頼すれば、巨額の投資をしなくても化粧品を作ることができます。
化粧品の製造するには、土地や設備、人材に相当の投資が必要です。しかし、OEMで他社に製造を依頼する場合は、こうした費用を自社で用意する必要はありません。
2. 在庫をかかえるリスクを下げられる
OEMを依頼するメーカーによっては、小ロットで化粧品を製造できる場合があります。
初めて化粧品市場に参入する場合、その商品がどれくらい売れるのかという見通しを立てることは難しい場合が多いでしょう。そのため、自社で大量に製造すると、多くの在庫を抱えてしまうことがあります。
しかし、専門のメーカーに依頼すれば、小ロットで在庫リスクを抑えて製造できる場合があります。
3. 専門知識がなくても化粧品を作ることができる
OEMで化粧品を作る場合、専門的な知識は必要ありません。
化粧品の製造には、原料や成分などの製品に関する知識と、薬機法などの法律に関する知識が必要です。
こうした知識を0から蓄積させることは困難です。また、こうした知識をもった人材を雇用するのにもコストがかかってしまいます。
一方、OEMサービスを利用すれば、製品や法律に関する知識がなくても化粧品を作ることができます。
化粧品のOEMを依頼するメーカーの選び方
オリジナルブランドの化粧品の製造には、OEMがよいということがわかっていただけたと思います。
次に考えなくてはならないのは、どんなOEMメーカーを選ぶかということです。
OEMを依頼するメーカーを選ぶ際の基準として、次の4つを考えるとよいでしょう。
- サポートの範囲
- 取り扱っている原料
- 最小ロット
- 安全性
1. サポートの範囲
メーカーが「どこからどこまでサポートしてくれるか」は重要なポイントです。
化粧品のOEMをおこなっている企業の中には、製造だけではなくパッケージの製作やマーケティング施策の相談までしてくれるところがあります。特に初心者の方は、このようにサポートの範囲が大きいメーカーを選ぶことも1つの手です。
2. 取り扱っている原料
化粧品を販売するためには、競合商品との差別化が大切です。
そこで、使用する原料に注目してみましょう。化粧品に使用している原料は、差別化要因の1つです。そのため、取り扱っている原料の種類が多いメーカーや、他のメーカーがあまり扱っていないような原料を調達・開発しているメーカーに依頼することは有効です。
3. 最小ロット
メーカーが対応可能な最小ロットは、チェックしておくべきポイントです。
前述の通り、化粧品の販売では、在庫を抱えないようにすることが大切です。そのため、なるべく少ないロット数で発注することで、在庫を抱えるリスクを下げられる場合があります。
メーカーによっては、100個などの極小ロットで受注している場合もあります。そのため、テストマーケティングを目的に利用することもできるでしょう。
4. 安全性
安全性に定評のあるメーカーで化粧品を製造すれば、お客様からの信頼を得られる可能性があります。
化粧品メーカーの安全性を判断するには、いわゆる化粧品GMP(ISO22716)などの認証を取得しているかということは基準になります。
【目的別】おすすめの化粧品OEMメーカー21社
ここからは、おすすめの化粧品OEMメーカーを21社ご紹介します。
しかし、メーカーに求めることは、人によって異なると思います。そこで、ここでは目的別にOEMメーカーをまとめます。先ほどのメーカー選びの4つの基準にのっとり、
- サポート範囲が広い
- 取り扱い原料が特徴
- 最小ロットが小さい
- 安全性にこだわり
に分けて、おすすめのOEMメーカーをご紹介します。以下を参考に、あなたのニーズにぴったり合うOEMメーカーを探してみてくださいね。
※以下の内容は2023年11月2日時点の情報です。
サポート範囲が広いOEMメーカー8社
まずは、幅広くサポートしてくれるOEMメーカーを7社ご紹介します。初心者の方や、経験のあるOEMメーカーに依頼したい方におすすめです。
1. 株式会社トキワ
画像出典:https://www.tokiwa-corp.com/kobo/
株式会社トキワは、カラーコスメの製造を得意とする化粧品メーカーです。
株式会社トキワの主力OEMサービスは、「TOKIWA KOBO」です。
TOKIWA KOBOでは、50年以上の実績をもつトキワの処方や容器、色合いなどを選び、オリジナルの商品を作ることができます。また、オプションとしてECサイトの立ち上げやマーケティング戦略の実装まで支援を受けられることも特徴です。
2. 日本コルマー株式会社
画像出典:https://www.kolmar.co.jp/
日本コルマー株式会社は、基礎化粧品や頭髪化粧品、メイクアップ化粧品など幅広い製品を製造しています。
日本コルマーの特徴は、化粧品・医薬部外品の製造販売業の許可を取得していることです。日本コルマーが製造販売元となって化粧品を上市するため、スピーディーに市場に展開することができます。
また、日本コルマーはODMもおこなっています。ODMとは、企画から納品までを一貫して受託することです。そのため、「こんな化粧品を作りたい」という要望を出せば、あとはおまかせできます。
3. 株式会社東洋新薬
画像出典:https://www.toyoshinyaku.co.jp/
株式会社東洋新薬は、「売れる化粧品のOEM」に定評のあるOEMメーカーです。
東洋新薬は、研究開発力の高いメーカーです。そのため、独自の原料や特殊な技術で、差別化のできる商品を開発しています。また、豊富な原料資料やエビデンスデータを蓄積しているため、お客様にベネフィットを感じてもらえる化粧品を開発できます。
さらに、製造だけでなくその後の物流業務などのアフターサポートも充実しています。
4. ホシケミカルズ株式会社
画像出典:https://www.starlab.co.jp/
ホシケミカルズ株式会社は、提案型OEMを打ち出しているメーカーです。
ホシケミカルズには企画の専門部署があり、「誰のためにどんな化粧品を作るか」というコンセプトから提案が可能です。また、クライアントからの問い合わせに対応する専任のスタッフが在籍しており、スムーズにコミュニケーションをとることができます。
メイクアップとスキンケアの両方に対応できる組織体制を整えていることも特徴です。
5. 株式会社コスメティックジャパン
画像出典:https://www.cosmetecjapan.com/
株式会社コスメティックジャパンは、コンサルティング型OEM/ODMが強みです。
コスメティックジャパンは、企画から販促まで、一貫したサポート体制を整えています。そのため、初心者の方であっても、オリジナルブランドの化粧品を販売することができます。
また、コスメティックジャパンは海外展開のサポートにも強みのあるメーカーです。英語や中国語が堪能なスタッフが在籍しており、申請の手続き代行などもおこないます。
6. 株式会社美粧ケミカル
株式会社美粧ケミカルは、乳液やクリームなどのスキンケア製品の製造を得意とするメーカーです。
美粧ケミカルは自社で工場と研究部門を保有しているため、製品に関する知識を豊富に蓄えています。また、小ロットでの生産も可能な設備を整えているため、初心者でも安心して依頼できます。
納品後も5年間ロット別に製品を保管し、品質の変化を調べる試験を継続的におこなっていることも特徴です。
7. 株式会社サンワ・ウィングス
画像出典:https://www.sanwa-c.co.jp/
株式会社サンワ・ウィングスのOEMサービスでは、コンセプトづくりから販促まで幅広いサポートをおこなっています。
サンワ・ウィングスの特徴は、専門性の高い技術者が在籍していることです。独自性の高い素材の配合などで、付加価値の高い商品づくりに取り組んでいます。また、海外展開に対応できる体制を整えていることも特徴です。
なお、自社工場を保有しており、小ロットでの生産にも対応しています。
8. 株式会社ベイコスメティックス
株式会社ベイコスメティックスは、「売れる」を徹底的にサポートする化粧品のOEMサービスをおこなっています。
ベイコスメティックスは、もともとマーケティングコンサルティングをおこなっていた企業が母体となっています。
そのため、コンセプト策定のための市場調査や付加価値の創造まで、マーケティング面のサポートが得意な企業です。
500個~の小ロットで発注ができることも魅力です。
取り扱い原料が特徴のOEMメーカー6社
次の6社は、特に取り扱い原料に強みのあるOEMメーカーです。原料商社としての機能がある企業もあり、希少価値の高い商品の開発をサポートしてくれます。
1. コスメシューティカル株式会社
画像出典:https://www.cosmeceuticals.co.jp/
コスメシューティカル株式会社は、日本で唯一の「ヒト幹細胞培養液専門」のOEMメーカーです。
コスメシューティカルは、ヒト幹細胞培養液を使用することで、付加価値の高い商品の開発を実現しています。また、希少な原料を使用しつつも、小ロットからの製造に対応していることも特徴です。
社内にクリエイティブチームがあり、ブランドの立ち上げからのサポートも可能です。
2. 株式会社東洋発酵
画像出典:https://www.toyohakko.com/
株式会社東洋発酵は、「発酵」をベースとした素材の開発に力を入れています。
独自の発酵技術により、「高機能」「高付加価値」の天然機能性素材を開発してきました。7つのオリジナル原料を駆使して「売れる」「体感できる」商品設計をしています。
また、継続的に商品開発に取り組めるよう、アフターフォローも充実しています。
3. 株式会社ES-ROOTS
画像出典:https://www.fruitsroots.com/oem/
株式会社ES-ROOTSは、国産オーガニックにこだわった化粧品OEMのサポートメーカーです。
ES-ROOTSは自社でもオーガニックブランドを展開しており、市場の動向に精通しています。 また、日本全国の有機農場とのネットワークを構築しており、原料を安定的に供給できる体制を整えています。
また、300個などの小ロットでの生産に対応していることも特徴です。
4. 株式会社アンコール・アン
画像出典:https://eai.jp/
株式会社アンコール・アンは、さまざまな原料を取り扱っているOEMメーカーです。
アンコール・アンは、原料商社としての機能を持っています。そのため、さまざまな機能性素材を用いた化粧品のOEMが可能です。また、さまざまなオリジナル原料を保有しています。
オリジナリティを追求した商品開発が強みです。
5. アルデバラン株式会社
画像出典:https://www.alde-baran.co.jp/
アルデバラン株式会社は、オーガニックコスメのOEMを得意とするメーカーです。
アルデバランは、自然派化粧品の開発を専門にしています。企画から商品化まで、小ロットでの対応が可能です。
また、スキンケア・メイクアップの両方に対応していることも強みだといえます。
6. 株式会社ケイズ
画像出典:https://www.ksplant.co.jp/
株式会社ケイズは、幅広い工程に対応できるメーカーです。一部の工程だけを依頼することもでき、お客様の要望に合わせたカスタムサポートを展開しています。
ケイズの特徴は、セラミドを配合した化粧品を開発できることです。ケイズは、長年のセラミド研究で、セラミドのナノ化やセラミドのみで乳化させる技術を培ってきました。
また、「植物生体水」と呼ばれる、100%植物由来の水を取り出す技術も保有しています。これにより、自然の香りを詰め込んだ化粧品を作成することができます。
最小ロットが小さいOEMメーカー4社
ここでは、最小ロットが小さいOEMメーカーを4社ご紹介します。スモールスタートで事業を始めたい方や、大量に作る前にテストマーケティングを実施したいと考えている方は、ぜひご覧ください。
1. 株式会社プルソワン
画像出典:https://yfos.co.jp/
株式会社プルソワンは、「yfos」というサービス名で、化粧品のODM事業を展開しています。
yfosの特徴は、最小ロット100個から受託製造をおこなっていることです。また、納期も最短で1か月です。
市場調査から販売まで、幅広く支援をしていることもサービスの特徴です。
2. 株式会社セントラル・コーポレーション
画像出典:https://www.central-web.co.jp/
株式会社セントラル・コーポレーションは、最小ロット100個から化粧品のOEMをおこなっています。
セントラル・コーポレーションの特徴は、100個の最小ロットでも製造原価率をほぼ20%以内に抑えられるということです。そのため、製造した100個のうち、20個売ることができれば、発売元はコストを回収できます。
なお、セントラル・コーポレーションは主にスキンケア、ヘアケアといった製品の製造に対応しています。
3. 株式会社ミリオナ化粧品
画像出典:https://milliona.jp/
株式会社ミリオナ化粧品は、最小ロット500個から化粧品のOEM事業を展開しています。
ミリオナ化粧品は、基本的にサンプルの作成を何度でも無料としています。そのため、製品の品質にこだわった開発が可能です。また、海外輸出にも対応しています。
これから化粧品業界に参入したいという方には、強い味方であるといえるでしょう。
4. 株式会社アイリ
株式会社アイリは、最小ロット100個から化粧品のOEMをおこなっています。
アイリは、対応可能な業務の幅が広いことも特徴です。パッケージなどの製作はもちろん、商品の説明・広告の文章のチェックまで対応しています。
また、スキンケアなどに加え、メイクアップ(※)の製造もできます。
(※)ロット100個対象外
安全性にこだわりのあるOEMメーカー3社
1. 株式会社アストロン
株式会社アストロンは、安全・安心を第一主義に、ヘアケアやスキンケア商品の開発をおこなっています。
アストロンの特徴は、技術力です。豊富な経験とノウハウで、他社に追随されない商品の開発を実現しています。また、アストロンは安全性の確保を徹底しています。そのため、売れそうな製品であっても、危険性が懸念される場合は開発しません。
安全性にこだわりたい方には、心強いパートナーだといえるでしょう。
2. 株式会社フェイスラボ
画像出典:https://www.facelabo.co.jp/
株式会社フェイスラボは、医薬部外品からスキンケア製品まで、幅広い製品を製造しています。
フェイスラボは、化粧品GMP(ISO22716)を取得しています。そのため、国際規格の基準をクリアした品質管理体制を整えています。また、海外輸出にも対応しています。
3. 株式会社シャンソン化粧品
画像出典:https://chansoncosmetics.jp/corporate/oem/
株式会社シャンソン化粧品は、化粧品GMPを取得した工場で、化粧品のOEMをおこなっています。
シャンソン化粧品の特徴は、「品質クレームゼロ」を目指す安心・安全へのこだわりです。納得のいく製品をつくるため、他社よりも開発に時間を要することもあります。しかし、長年にわたって、信頼される製品を開発し続けているメーカーです。
まとめ
化粧品のOEMをする際に、考えなくてはならないことがたくさんあることが、ご理解いただけたと思います。
大切なのは、「誰のためにどんな化粧品を作りたいか」をはっきりさせて、目的にあったOEMメーカーに依頼することです。
この記事が、あなたの化粧品づくりの一助になれば幸いです。
サプリスタンダードについて
株式会社サプリスタンダードは、「低価格」「小ロット」で、処方から保管(※)まで、すべておまかせいただけるサプリメントのOEMサービスを展開しています。
- プロテイン
- EAA
- BCAA
- マルチビタミン
など、さまざまなサプリメントの製造が可能です。また、「薬機法広告コンサル」を実施しており、サプリメントの広告表現に関するご相談も可能です。
サプリメントOEMに関するご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。
株式会社サプリスタンダードは、「国内サプリメント市場の拡大に貢献し、牽引していく企業になる」というビジョンのもと、2021年よりサービスを開始したサプリメントのOEM受託製造会社です。