カゼインプロテインのOEMに注目!カゼインプロテインを作るべき理由と販売事例を解説

  • プロテインのOEM
  • 最終更新日 / 2023.11.17
  • サプリスタンダード
  • ブログ編集部
ブログ編集部
カゼインプロテインのOEMに注目!カゼインプロテインを作るべき理由と販売事例を解説

プロテインなどのサプリメントのOEM受託サービス「サプリスタンダード」です。

この記事では、カゼインプロテインのOEMについてお話します。

カゼインプロテインは、ホエイプロテインやソイプロテインほどの流通量はありません。しかし、カゼインプロテインはぜひとも選択肢に入れておくべき製品だといえます。

  • プロテインのOEMに興味がある方
  • オリジナルプロテインを販売したいと考えている方
  • カゼインプロテインについて詳しく知りたい方

そんな方には、参考になる情報があるかもしれません。

なお、「カゼインプロテインを作ることは決まっている。あとは製造を委託するメーカーを探すだけだ。」という方は、ぜひ私たちサプリスタンダードにお問い合わせください。無料でご相談・お見積りが可能です。

なお、カゼインプロテイン以外のプロテインについても知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。プロテインが商品になるまでの流れを詳しく解説しています。

カゼインプロテインとは?

カゼインプロテイン

カゼインプロテインは、牛乳由来のプロテインです。

牛乳に含まれる乳タンパクは、カゼインタンパクとホエイタンパクの2種類にわけられます。カゼインタンパクは乳タンパクの約8割を占めます。そして、残りの約2割はホエイタンパクです。<参考:ミルクプロテイン(乳たんぱく質)って何?

このカゼインタンパクを取り出したものがカゼインプロテインです。それでは、カゼインプロテインの作られ方をもう少し詳しくご説明します。

カゼインプロテインの製法

カゼインプロテインは、脱脂乳を作る過程で得られます

生乳を遠心分離すると、クリームと脱脂乳に分かれます。<参考:牛乳乳製品の製造工程

この際、カゼインを含む液体が得られます。この液体をろ過してタンパク質のみを濃縮したものがカゼインプロテインです。

カゼインプロテインの特徴

カゼインプロテインには2つの特徴があります。

  • 消化がゆっくり
  • 耐熱性がある

カゼインプロテインの特徴は、とくにホエイプロテインと比較するとわかりやすくなります。

消化がゆっくり

カゼインプロテインは消化に時間がかかります

ホエイプロテインと比較してみましょう。ホエイプロテインを飲むと、およそ1時間で血中アミノ酸濃度が上がり、その後急速に下がります。一方、カゼインプロテインを飲むと、血中アミノ酸濃度は1時間ほどで少しあがり、6時間経ってもある程度高いままになっています。

<参考:Slow and fast dietary proteins differently modulate postprandial protein accretion

つまり、カゼインプロテインはホエイプロテインよりもかなり消化に時間がかかるということです。この理由は、カゼインの性質にあります。

カゼインには、酸性のものに触れると固まるという性質があります。そのため、カゼインは胃に入ると胃酸に反応して固まるのです。<参考:乳と乳製品のQ&A

凝固しやすいという性質があるため、カゼインは穏やかに吸収されます

耐熱性がある

カゼインには熱に強いという性質があります。

タンパク質は熱変性を起こすことがあります。タンパク質の熱変性とは、熱によってタンパク質を構成するアミノ酸の立体的な構造が崩れることです。

タンパク質は熱変性を起こすと固まりやすくなります。目玉焼きを作る時をイメージしてみてください。熱したフライパンに卵を割り入れると、液状だった白身が固体になりますよね。プロテインパウダーで同じことが起こると、ダマになってしまうのです。

ホエイプロテインとの比較で考えてみます。ホエイプロテインの場合、70℃~80℃ほどの温度になると、熱変性が起こります。一方、カゼインプロテインは100℃以下で加熱しても大きな変化はありません。<参考:たんぱく質の熱変性

つまり、カゼインプロテインには耐熱性があるということです。

カゼインプロテインのOEMを考えるべき2つの理由

カゼインプロテインについてわかったところで、カゼインプロテインを販売する場合のメリットについて考えてみましょう。

カゼインプロテインのOEMをおすすめする理由は次の2つです。

  • 国内では競合が少ない
  • 幅広いニーズに対応できる

1. 国内では競合が少ない

カゼインプロテインは、国内での流通量が少ない商品です。

背景には、カゼインプロテインの原料がホエイなどに比べて高いことがあります。しかし、カゼインプロテインの市場で早くにシェアを獲得することができたら、将来的に先行者利益を得られる可能性があります。

実際に、海外では多くの有名ブランドがカゼインプロテインを販売しています。そのため、日本でも今後流通量が増えるかもしれません。

2. 幅広いニーズに対応できる

カゼインプロテインの性質をうまく使えば、幅広いニーズに対応することができます

さきほど、カゼインプロテインは消化に時間がかかることと、熱に強いことをお伝えしました。これら2つの性質をうまく活用することで、複数のニーズにこたえられる可能性があるのです。1つの商品で複数のニーズにこたえることができたら、効率のよい投資だといえるでしょう。

以下では、カゼインプロテインが満たすことのできるニーズの例を挙げます。

筋肉量を増やしたい人のニーズ

カゼインプロテインは、筋トレをして筋肉量を増やしたい人のニーズにこたえることができます

筋トレをして筋肉量を増やしたいと考えている人は、血中アミノ酸濃度を高く保つことを意識している場合があります。そのため、日中はこまめに食事やプロテインでタンパク質を摂取する場合があるのです。しかし、睡眠中に栄養を摂取することはできません。そのため、最後に食事をしてから朝食をとるまで、10時間程度タンパク質を摂取できない時間があるということです。

そこで、筋トレをしている人向けに、1日の終わりに飲むためのカゼインプロテインを販売することが考えられます。カゼインプロテインを摂取すると、5時間程度血中アミノ酸濃度を高く保つことができます。

よって、1日を通して血中アミノ酸濃度を維持したいと考えている方に、カゼインプロテインを販売することは有効だと考えられます。

ダイエットをしている人のニーズ

カゼインプロテインはダイエットをしている人に向けて販売することもできるでしょう。

カゼインプロテインはゆっくりと吸収されるため、腹持ちがよいともいえます。そのため、カゼインプロテインを摂取することで、食欲を抑えつつ満腹感を得られる可能性があります。

<参考:Casein Protein – Uses, Side Effects, and More

よって、ダイエット向けプロテインとしてカゼインプロテインを販売することも可能です。

おしゃれにタンパク質を摂取したい人のニーズ

カゼインプロテインは、おしゃれにタンパク質を摂取したいというニーズにも対応できるでしょう。

一般的に、プロテインパウダーは常温の水に溶かして摂取します。しかし、プロテインを飲むことに抵抗がある人もいるでしょう。シェイカーに水とパウダーを入れてプロテインを飲むのは、どこか殺伐としたイメージをもつ方もいるかもしれません。

そこで、カゼインプロテインの出番です。カゼインプロテインは耐熱性があるため、おしゃれな使い方ができます。たとえば、お湯に溶かすことを前提としたホットプロテインや、スープとして飲むことのできるプロテインスープは、カゼインプロテインなどを使って作られています

カゼインプロテインの「耐熱性」という性質を活かして、これまでプロテインを飲む習慣がなかった人からの需要を生み出すことができるかもしれません。

カゼインプロテインを使用した商品の販売事例3つ

カゼインプロテインの特徴や、カゼインプロテインを販売するメリットについてご理解いただけたと思います。

最後に、カゼインプロテインの特徴を生かした商品を販売している事例をご紹介します。

1. 筋トレ向けの商品 「PROSTARⓇ 100% CASEIN PROTEIN」

画像出典:https://ultimatenutrition.com/collections/protein-products/products/prostar-casein

Ultimate Nutritionが販売している「PROSTARⓇ 100% CASEIN PROTEIN」は、筋トレに力を入れている人をターゲットにした商品です。

商品の紹介文では、就寝前や休息日の朝食で摂取することを推奨しています。「筋肉の保護」が主な訴求点となっており、カゼインの特徴を訴求点に生かしているといえるでしょう。

なお、実際に販売する際には広告表現が薬機法などの法律に違反しないよう注意しましょう。サプリスタンダードでは「薬機法広告コンサル」を実施しています。薬機法などの法律に詳しい専門家が在籍しており、法律を遵守した広告表現のご提案が可能です。

2. ダイエット向けの商品「SLOW DIET PROTEIN」

画像出典:https://ultora.co.jp/shop/pages/concept

ULTORAの「SLOW DIET PROTEIN」は、ダイエットをしている人に向けて販売されています。

「SLOW DIET PROTEIN」の特徴は、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、水溶性食物繊維をブレンドしていることです。タンパク質含有率を維持しつつ、腹持ちがよくなるように設計されています。また、ホエイプロテインを混ぜることで、カゼイン特有の飲みにくさの問題も解決できるようになっています。

ダイエット向けのカゼインプロテインを販売したい方は、ぜひ参考にしたい事例です。

3. おしゃれにタンパク質をとりたい人向けの商品「プロテインスープ」

画像出典:https://www.bulksports.com/protein/protein_soup/

BULKSPORTSの「プロテインスープ」は、カゼインプロテインの耐熱性を活かした商品です。

「プロテインスープ」は、カゼインプロテインとホエイプロテインを含む、ミルクプロテインを使用しています。そのため、温かいスープにしても、冷たいスープにしても飲むことができます

今後、プロテイン市場では、初心者からの需要をいかに獲得するかが重要になると考えられます。そのため、プロテインスープのように、飲用シーンの幅を広げる商品を開発することには価値があるでしょう。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • カゼインプロテインのOEMは検討しておくべき
  • カゼインプロテインは国内でライバルが少ない
  • カゼインプロテインだからこそこたえられるニーズがある

プロテインのOEMをする際に大切なのは、お客様視点で「どんなプロテインを届けるか」を考えることです。お客様がどんな課題を抱えているのかを起点に、プロテインの開発に取り組みましょう。こたえたいニーズが決まれば、どの原料を用いた、どんな形状のプロテインがよいかというのは後から決まってくるはずです。

しかし、考え始めると行き詰まってしまうこともあるかと思います。そんな時は、プロテインのOEMメーカーに相談てみましょう。さまざまなプロテインを製造してきたメーカーに相談すれば、あなたの課題を解決する提案をもらえるかもしれません。

カゼインプロテインのOEMならサプリスタンダード

この記事を読んでカゼインプロテインのOEMに興味をもたれた方は、ぜひ私たちサプリスタンダードにお問い合わせください。

サプリスタンダードは、「低価格」「小ロット」で、すべておかませいただけるプロテインのOEMサービスを展開しています。カゼインプロテインのOEMも受け付けております

なお、ご相談・お見積りは無料で承っております。お気軽にご連絡ください。

サプリスタンダード メインサイトはこちら
小ロット発注可能!サプリのOEMはこちら
この記事を書いた人
ブログ編集部
サプリスタンダード
ブログ編集部

株式会社サプリスタンダードは、「国内サプリメント市場の拡大に貢献し、牽引していく企業になる」というビジョンのもと、2021年よりサービスを開始したサプリメントのOEM受託製造会社です。

最小200kg~の「小ロット」発注が可能
プロテインなどのサプリのOEM受託製造サービス
サービス詳細はこちら
MENU