食品OEMの注意点やメーカーの選び方を解説!食品をOEMで開発しよう

  • OEM一般
  • 最終更新日 / 2023.11.21
  • サプリスタンダード
  • ブログ編集部
ブログ編集部
食品OEMの注意点やメーカーの選び方を解説!食品をOEMで開発しよう

プロテインなどのサプリメントのOEM受託サービス「サプリスタンダード」です。

この記事では、食品のOEMで注意するべきことOEMメーカーの選び方メーカーの探し方のコツについて解説します。

  • 食品のOEMに興味がある方
  • 食品の物販ビジネスを始めたい方
  • OEMをしてみたいが、まだ作りたいものが決まっていない方

何か参考になる情報があるかもしれません。

なお、「私たちはサプリメントのOEMをすることに決めている。あとは製造を委託するメーカーを探すだけだ。」という方は、ぜひ私たちサプリスタンダードにお問い合わせください。無料でご相談・お見積りが可能です。

食品のOEMとは?

まず、食品のOEMとは何かをご説明します。当たり前だと思われることもあるかもしれませんが、重要です。

OEMとは、「Original Equipment Manufacturing」の略です。日本語では、「自社の代わりにメーカーに製造をしてもらうこと」を指します。

そのため、食品のOEMは、「食品をメーカーに依頼して製造してもらうこと」を指します。

ここで、「食品とは何なのか」を確認しておきましょう。

食品とは?

「食べるもののことに決まっているじゃないか」

そう思われたかもしれませんが、ここで確認したいのは「法律的には、食品は何を指しているのか」ということです。

食品衛生法では、食品は、医薬品、医薬部外品、および再生医療等製品を除く、すべての飲食物」を指します。

<参考:「健康食品」を製造・販売する事業者の皆さんへ

食品の分類

食品は次の4種類に分類されます。

  • 一般食品
  • 特定保健用食品 
  • 栄養機能食品
  • 機能性表示食品

<参考:【薬機法】健康食品・サプリメント広告のチェックポイント

一般食品

私たちが口にする、いわゆる「普通の食品」は一般食品に該当します。なお、サプリメントや「健康食品」とよばれるものも、一般食品です。

特定保健用食品

消費者庁のホームページでは、特定保健用食品(トクホ)は、「からだの生理学的機能などに影響を与える保健効能成分」を含む食品であるとされています。

特定保健用食品を販売するには、食品の安全性や成分の有効性などについて国の審査を受け、販売の許可を得なくてはなりません。

栄養機能食品

栄養機能食品は、特定の栄養成分を摂取することを目的とする食品です。該当する食品は、栄養成分の機能を表示することができます。

栄養機能食品の販売は、自己認証制度となっています。そのため、個別に審査を受ける必要はなく、製造業者などが自ら安全性などを認証します。なお、機能の表示ができる栄養成分は、1種類の脂肪酸、6種類のミネラル、13種類のビタミンです。<参考:栄養機能食品について

機能性表示食品

機能性表示食品とは、国の定めるルールにしたがって、機能性を表示できる食品です。機能性表示食品は、事業者が食品の安全性や機能性に関する科学的根拠を消費者庁長官に届けることで、表示できるようになります。

なお、機能性表示食品の場合、国による審査はありません。そのため、事業者は自らの責任で適正に表示をおこなう必要があります。<参考:機能性表示食品について

一般食品と保健機能食品

特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品をまとめて「保健機能食品」といいます。

一般食品と保健機能食品の違いは、食品の機能性を表示できるかどうかです。保健機能食品は、国の定めるルールにしたがって、食品の機能性を訴求することができます。一方、一般食品では、機能性の表示は認められていません

食品のOEMで注意するべき3つのこと

食品の市場には、ビジネスチャンスが眠っていると考えている経営者の方は多いです。他の消費財に比べて、EC化が進んでいないからです。しかし、みずほ銀行の調査によれば、2050年には食品の4割はECで取引されると予想されています。<参考:2050年、EC化率は39%に。小売業販売額の減少、実店舗の最適化、110億個を超える宅配便個数など小売市場の未来

よって、ECでの販売に向く食品の開発は、今後の市場の動きを先取りした施策といえるでしょう。

一方、食品はむやみに売ることができる商材ではありません。食品は、人々の健康に強く影響します。そのため、食品の開発・販売は慎重におこなう必要があります。以下では、食品のOEMで注意するべき3つのことについてお話します。

食品のOEMで特に注意するべきことは以下の3つです。

  1. 届出や許認可の必要性
  2. 発注するロット数
  3. 保管場所の確保

1. 届出や資格の必要性

食品をOEMで作る時は、販売に必要となる届出や資格について確認しておきましょう。

販売する食品の種類や販売の形態によって、必要となる届出や資格は異なります

開発したい食品の販売にあたり、どのような届出や資格が必要になるかは、行政機関のホームページなどで確認できます。

2. 発注するロット数

食品のOEMで難しいことの1つが、発注ロット数の決定です。

食品はアパレルなどの製品とは異なり、賞味期限や消費期限があります。賞味期限や消費期限を過ぎた商品は、お客様の健康を害する可能性があります。そのため、売れ残った商品は基本的に廃棄しなくてはなりません。よって、売れ残るリスクはできる限り小さくすることが重要です。

「それなら小ロットで発注すればよいじゃないか」と思われたかもしれません。確かに、最近ではごく小さいロット数で発注できるメーカーもあります。しかし、あまりに小さなロット数で発注すると、商品1つあたりにかかるコストが高くなります。そのため、極小ロットでの発注では、売り物にならない可能性があります。

この問題を解決するためには、市場調査を丁寧におこなうことが大切です。売れ残るリスクを抑えつつ収益性を確保できるロット数を探りましょう。

3. 保管場所の確保

食品のOEMでは、保管場所の確保も大切です。

食品の種類によって、保管に必要なスペースや環境はさまざまです。場所を取らず、常温で保存ができる菓子類もあれば、シビアな温度管理がもとめられる加工肉もあります。

そのため、実際にOEMメーカーに発注を依頼する前に、商品の保管場所を確保しておくことをおすすめします。

食品のOEMメーカーを選ぶ4つの基準

食品のOEMメーカーを選ぶときの基準はさまざまです。その中でも特に重要なものは次の4つです。

  • 安全性
  • 受注可能な最小ロット数
  • 対応している食品の種類
  • 法的な知識の有無

安全性

食品の製造でまず大切にしたいことは安全性の確保です。

OEMメーカーが取得している認証などを確認することは、安全性を知る1つの方法です。食品の場合、ISO 9001、FSSC 22000などの認証があります。

また、自主検査の体制について尋ねることもよいでしょう。

販売している食品で万が一健康被害などが出た場合、補償をしなくてはなりません。製造の責任がないとしても、ブランドイメージを傷つけてしまうことも考えられます。そのため、安全性に気を付けているOEMメーカーを選ぶことは重要です。

受注可能な最小ロット数

OEMメーカーが受注可能な最小ロット数も、重要な基準です。

ある程度の小ロットから発注できるメーカーに製造を依頼すれば、在庫をかかえるリスクを抑えることができます。

また、極小ロットの注文は、テストマーケティングの際に有効です。少し費用はかかりますが、事前に小規模なテストマーケティングを実行することで、需要予測の精度を高めることができます。

対応している食品の種類

OEMメーカーが得意としている食品の種類を把握しておくことも大切です。

メーカーによって、得意分野はもちろん異なります。また、トクホなどの保健機能食品を作りたい場合、科学的根拠の準備などが可能なメーカーを選びましょう。

メーカーが得意とする食品の製造を依頼することで、低コストで食品を仕入れられる場合があります。経験のあるメーカーは効率よく製造するためのノウハウを持っているからです。

法的な知識の有無

OEMメーカーが法律に詳しいと、販売に有利である場合があります。

たとえば、サプリメントの広告を制作するときは、薬機法などの法律に注意しなくてはなりません。サプリメントは一般食品であるため、薬機法上は医薬品であると誤認されるような広告を出すことはできません。しかし、商品の魅力を伝えようとすると、知らず知らずのうちに法律に違反してしまうことがあります。

法律に詳しいOEMメーカーに依頼すれば、広告表現などについてアドバイスをもらえる場合があります。

なお、サプリスタンダードでは「薬機法広告コンサル」を実施しております。薬機法などの法律に詳しい専門家が、法律を遵守しつつ商品の魅力を伝える広告表現をご提案いたします。

食品のOEMメーカーを探すコツ

最後に、食品のOEMメーカーを探すコツをお伝えします。

食品は非常にOEMがさかんな分野なので、製造を受託しているメーカーは非常にたくさんあります。そのため、自分のニーズにぴったり合うメーカーを探すのは大変です。

そこで、おすすめしたいのがなるべく具体的なキーワードで検索することです。サプリメントのOEMを検討している人の場合、「サプリメント OEM」と検索するのではなく、「BCAA OEM」という風にサプリメントの種類を絞って検索してみてください。

多くのメーカーは対応している商品ごとにページを作っています。そのため、キーワードを絞って検索すると、そのメーカーが得意としている商品分野を探しやすくなります

まとめ

ここまで読まれた方はお気づきのように、食品のOEMでは考えなくてはいけないことがたくさんあります。法律的なことがらに加え、製品のコンセプトやパッケージの形態、広告の文章などです。もしかしたら、他の商材よりも考えるべきことが多いかもしれません。

もし、食品のOEMを検討する上で迷うことがあった場合、思い切って食品のOEMメーカーに相談してみましょう。実績のあるメーカーは、すでにさまざまな顧客とのプロジェクトを経験しています。そのため、あなたのお悩みを解決するヒントを持っているかもしれません。

あなたがよいOEMメーカーと巡り合えることを願っています。

サプリメントのOEMならサプリスタンダード

この記事を読まれた方で、サプリメントのOEMを検討されている方は、ぜひ私たちサプリスタンダードにお問い合わせください。

サプリスタンダードは、「低価格」「小ロット」ですべておまかせいただけるサプリメントのOEM受託サービスを展開しております。さまざまな種類のサプリメントの製造が可能です。きっと、あなたが求めているサプリメントをご提供できるはずです。

なお、サプリメントのOEMに関するご相談・お見積りは無料で承っております。まだどんなサプリメントを作りたいか決まっていないという方も、お気軽にご連絡ください。

サプリスタンダード メインサイトはこちら
小ロット発注可能!サプリのOEMはこちら
この記事を書いた人
ブログ編集部
サプリスタンダード
ブログ編集部

株式会社サプリスタンダードは、「国内サプリメント市場の拡大に貢献し、牽引していく企業になる」というビジョンのもと、2021年よりサービスを開始したサプリメントのOEM受託製造会社です。

最小200kg~の「小ロット」発注が可能
プロテインなどのサプリのOEM受託製造サービス
サービス詳細はこちら
MENU