プロテインバーをOEMする前に知っておきたい種類や費用・ロット数について

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  • 最終更新日 / 2021.02.09
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プロテインバーをOEMする前に知っておきたい種類や費用・ロット数について

プロテインなどのサプリメントのOEM受託サービス「サプリスタンダード」です。

プロテインバーのOEM商品を作りたい方向けに、「プロテインバーをOEMで商品化する前に理解しておきたいポイント」について解説します。

プロテインバーではなく「プロテインパウダー」をOEM製造したい方の場合は、以下の記事を参考にしてください。

プロテインのOEM製造は小ロットから可能?費用や流れについて詳しく解説

プロテインバーのOEMとは

OEMとは「オリジナル・イクイップメント・マニュファクチャリング(Original Equipment Manufacturing)」を略した言葉です。日本では、「製造メーカーが他社ブランドの製品を製造すること」を指します。

つまりプロテインバーのOEMとは、『製造メーカーが御社ブランドのプロテインバーを製造すること』を指すのです。

プロテインバーのOEMの種類

プロテインバーのOEMの種類

プロテインバーには以下のような種類があります。

  1. ウエハースタイプ
  2. クランチタイプ
  3. グラノーラタイプ
  4. ベイクドタイプ
  5. ソーセージタイプ

それぞれ簡単に説明していきます。

1. ウエハースタイプ

ウエハースタイプは、格子模様の入った短冊形のプロテインバーです。

ウエハースが何層かに積み重なり、ウエハースの間にプロテインを含むクリームが挟まっています。ウエハースならではのパリパリとした食感が特徴的で、お菓子のように美味しく食べられます。

クランチタイプ

クランチタイプは、砕いたアーモンドやナッツを混ぜた歯触りのあるプロテインバーです。

アーモンドやナッツと相性の良い「チョコレート味」のプロテインバーが市場に多く流通しています。

グラノーラタイプ

グラノーラタイプは、シリアルの1種である「グラノーラ」を使った(纏った)プロテインバーです。

グラノーラによって各種ビタミンやミネラル、食物繊維などさまざまな栄養素が含有されています。そのため女性やダイエットしたい方をターゲットとした商品が多いです。

ベイクドタイプ

「焼く(ベイクド)」。つまりベイクドタイプは「焼かれたプロテインバー」のことです。

ベイクドタイプはしっとりとした食感が特徴なプロテインバーです。各社プロテインバーメーカーが販売しており、比較的流通量の多いタイプです。

ソーセージタイプ

ソーセージタイプは、魚肉ソーセージのような形状が特徴的なプロテインバーです。

鶏ささみなどを主原料とし、ほかのタイプとは毛色が大きく異なります。甘味はなく、そのまま食べる以外にもお肉代わりとしてサラダや各種料理に使えます。

プロテインバーのOEMの処方

プロテインバーのOEMの処方

プロテインパウダーの場合、牛乳から精製した「ホエイ」を主原料とした製品が一般的です。

一方でプロテインバー場合は、「大豆(ソイ)」を主原料とした製品が多いです。※稀にホエイを使ったプロテインバーもありますが、大豆とあわせて使ったり、輸入品である場合が多いです

プロテインバーの1本当たりの内容量は、

  • 15g(タンパク質含有量は5gほど)
  • 40g(タンパク質含有量は13gほど)
  • 60g(タンパク質含有量は20gほど)

程度のものが多いでしょう。そのほかの含有成分にもよりますが、内容量のおおよそ30%~35%程度がたんぱく質となります。

プロテインパウダーの場合、たんぱく質含有率は70%~80%程度で、1杯30g(たんぱく質含有量は20g~24gほど)を一度に摂取する商品が多いです。※WPI(Whey Protein Isolate)などのホエイの精製方法によって、たんぱく質含有率は10%ほど違う場合があります

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、一日におけるたんぱく質の摂取量は、成人男性で65g、成人女性で50g程度とされています[1]

プロテインバーの場合、朝食や間食、運動後などに摂取する場合が多いです。

  • 3食食べているが、たんぱく質の摂取量が足りていない方
  • 運動やトレーニングを頻繁におこなっている方
  • 3食しっかり食べておらず、朝食などが頻繁に欠食している方

など、あなたのプロテインバーを購入してほしいターゲットを明確に設定することで、目的に沿った処方が可能となるでしょう。

[1]厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2020年版).

プロテインバーのOEMの最小ロット

最小ロット数とは「発注に最低限必要な個数」のことです。たとえば1000本が最小ロット数の場合、1000本以上を一度に発注しないと発注できません。

製品の市場規模が小さい場合や、テストマーケティングをおこなう場合、「できるだけ最小ロット数が小さい」受託会社で発注するほうがリスクは低いでしょう。また発注ロット数が増えれば、プロテインバー1本当たりの価格は下がる場合が多いです。

プロテインバーの最小ロット数は、受託会社により大きく異なります。一般的な受託会社様だと20000本から受注していることが多いでしょう。※もちろん前述の処方(1本当たりの内容量や成分)によっても最小ロット数は大きく異なります

プロテインバーのOEMの費用

ここからはプロテインバーのOEMにかかる費用について説明していきます。発注するプロテインバーの条件は仮で以下と設定します。

  • 内容量→40g(たんぱく質含有量13g程度)
  • 主原料→大豆
  • 発注数→20000本
  • 資材→個包装や内箱、外箱を含まず

一般的な受託会社様で発注する場合、1本当たり150円~200円(税別)程度が相場でしょう。

150円×10000本=1500000円(税別)

となり、1回の発注で150万円(税別)ほど必要になるのです。
※プラスで個包装や内箱、外箱代が必要です

まとめ

日本でプロテインというと「プロテインパウダー」が一般的です。しかし大手メーカーがプロテインバーを、ドラッグストアやスーパーにて大規模展開することで、最終消費者の目に触れる機会が多くなりました。そのため以前と比べて需要は大きく高まっています。

また最近では、D2C(Direct to Consumer)と呼ばれる「メーカーが小売業者を介さず直接最終消費者に販売する」企業が増えています。プロテインバーを取り扱うD2Cメーカーも増えており、ECでの販売量も今後大きくなることが見込まれます。

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