プロテインなどのサプリメントのOEM受託サービス「サプリスタンダード」です。
プロテインや青汁、アミノ酸などパウダー状の健康食品を飲む際に必要となるのが、「シェイカー(プロテインシェイカー)」です。
この記事では、プロテインシェイカーのOEM商品を作りたい方向けに、「プロテインシェイカーのOEMの種類や費用、ロット数」について詳しく解説していきます。
プロテインシェイカーではなく「プロテインパウダー」をOEM製造したい方の場合は、以下の記事を参考にしてください。
プロテインのOEM製造は小ロットから可能?費用や流れについて詳しく解説
もくじ
プロテインシェイカーのOEMの種類
プロテインシェイカーにはさまざまな種類や特徴があります。ここからは以下の3つのポイントに注目して解説していきます。
- 容量(サイズ)
- 形状
- そのほかの機能
容量(サイズ)
プロテインシェイカーは200ml程度の小さなものから、1000ml以上の大きなものまでさまざまです。
一般的なプロテインパウダーの1回の使用量は30g程度。プロテインパウダーのたんぱく質含有率は70%~80%程度のため、タンパク質が20g~25gほど摂取できる計算です。※厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、日本人における一日のたんぱく質摂取推奨量は、成人男性で65g、女性で50g程度とされています[1]。
プロテインパウダー30gに対して水分量は、150ml~300ml程度のものが多いです。パウダーを溶かすためにシェイクするため、水分量よりも少し大きい「400ml~600ml」程度のプロテインシェイカーがもっとも使いやすいです。
実際にマーケットを見てみると、400ml~600ml程度のプロテインシェイカーが数多く販売されています。
また容量ごとのそれぞれの目的はおおよそ以下のようになります。
- 200ml~300ml→出先で間食代わりにサクッとプロテインを摂取したい
- 400ml~600ml→運動前後に20g程度のたんぱく質を摂取したい
- 700ml以上→プロテイン以外にBCAAなどのワークアウトドリンクを飲みたい
前述の通りプロテインシェイカーにおけるボリュームゾーンは「400ml~600ml」です。一方で競合もたくさんいるため、プロテインと組み合わせて販売したり、なにかしらの特典として使用したりなど、さまざまなマーケティング手法を用いましょう。
[1]厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2020年版).
形状
プロテインシェイカーには「ボトル型」と「飲み口型」の2種類の形状があります。
ボトル型は、飲むたびにフタを開閉するタイプのプロテインシェイカーです。密閉性が高く、価格も比較的安く、簡易な形状のため洗浄しやすい特徴があります。
飲み口型は、フタについているキャップを開閉するタイプのプロテインシェイカーです。利便性(機能性)が高く、少しずつ飲みやすいなどの特徴があります。一方で価格が比較的高く、密閉性が少し低いなどのデメリットもあるのです。
プロテインメーカーによっては、どちらか一方のタイプに絞って販売している場合もありますし、両タイプとも販売している場合もあります。トレーニング前後や朝食時などに摂取するなら「ボトル型」。ワークアウトドリンク用としても使用するなら「飲み口型」が最適でしょう。
そのほかの機能
上記の2点に加えて、
- 電動式
- 保冷機能
- サプリメントケースが付属
など、各社特徴のあるプロテインシェイカーを販売しています。
プロテインシェイカーだけで売上(利益)を伸ばしていきたい場合は、これらのようなプラスアルファの機能付きのプロテインシェイカーも検討してみましょう。
プロテインシェイカーのOEMの製品設計
「プロテインシェイカー」と一口で言っても、さまざまな容量や形状、機能がありました。またプロテインシェイカーに追加したい要望によっては、OEMでは製造が難しい場合も考えられます。
製品づくりにおいて基本である、
- 誰を対象とするか
- 利用シーン
- ベネフィット
この3点を定め、明確な製品コンセプトを設定するようにしましょう。そうすれば自ずと販売したいプロテインシェイカーの容量や形状が定まり、価格設定までスムーズに進むでしょう。
一般論だと、
- 容量→400ml~600ml
- 形状→ボトル型
- 小売り価格→1000円以下
が最もマーケットが大きく、競合もひしめき合っています。プロテインシェイカーをメイン商材として捉えるのか、サブ商材として捉えるのかでマーケティング戦略は大きく変わるでしょう。
プロテインシェイカーのOEMの最小ロット
最小ロット数とは「発注に最低限必要な個数」のことです。たとえば1000個が最小ロット数の場合、プロテインシェイカーを1000個以上一度に発注しないと発注できません。
製品の市場規模が小さい場合や、テストマーケティングをおこなう場合、「できるだけ最小ロット数が小さい」受託会社で発注するほうがリスクは低いでしょう。また発注ロット数が増えれば、プロテインシェイカー1個当たりの価格は下がる場合が多いです。
プロテインシェイカーの最小ロット数は、受託会社により大きく異なります。一般的な受託会社様だと5000個から受注していることが多いでしょう。※もちろん前述の容量や形状、タイプによっても最小ロット数は大きく異なります
最小ロット数が少ない受託会社様なら1000個程度から発注できる場合もあるようです。しっかりとリサーチした上で、受託会社を選定するようにしましょう。
プロテインシェイカーのOEMの費用
ここからはプロテインシェイカーのOEMにかかる費用について説明していきます。発注するプロテインシェイカーの条件は仮で以下と設定します。
- 容量→500ml
- 形状→ボトル型
- 発注数→5000個
一般的な受託会社様で発注する場合、上記条件のプロテインシェイカー1個当たりの価格は250円(税別)程度が相場でしょう。
250円×5000個=1250000円(税別)
となり、1回の発注で125万円(税別)ほど必要になるのです。なお前述の最小ロット数が1000個の場合(1個当たりの価格が同じだとして)だと、25万円(税別)となります。
まとめ
国内の健康需要が高まり、プロテインのマーケットが大きく伸長しています。
総合マーケティングビジネスの「株式会社富士経済」の資料によると、「たんぱく質補給食品」の国内市場見込み(2019年)は前年比10.6%増の1,453億円。「プロテインパウダー」は前年比8.6%増の495億円となっています[2]。
プロテインパウダー(たんぱく質補給食品)の需要の高まりに比例して、プロテインシェイカーの需要が高まることは自然のことでしょう。またコロナによる巣ごもり需要で、ますますマーケットは大きくなっていくことも考えられます。
この記事を参考に、「プロテインシェイカーのOEM」について本格的に検討してみてはいかがでしょうか?
[2]TPCマーケティングリサーチ株式会社. 2020年 健康食品の通販事業戦略調査―コロナ禍で活路を模索する健食通販メーカーを徹底分析―.
株式会社サプリスタンダードは、「国内サプリメント市場の拡大に貢献し、牽引していく企業になる」というビジョンのもと、2021年よりサービスを開始したサプリメントのOEM受託製造会社です。